当社はこれまで、地域社会の発展を支える測量・建設コンサルタントとして、確かな技術と信頼を積み重ねてまいりました。しかし、近年、データ活用やデジタル技術の進化により、社会や競争環境が大きく変化しています。この変化は、私たちにとってリスクであると同時に、より良い未来を創るための大きな機会でもあります。

デジタル技術の進化がもたらす可能性を最大限に活かすため、当社はDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、これを新たな成長の原動力と位置づけています。具体的には、UAV(無人航空機)やレーザースキャナーといった最先端技術を導入し、測量プロセスの効率化や生産性の向上を図るとともに、バックオフィス業務の効率化を推進することで、社員一人ひとりがより働きやすい環境を実現しています。

これらの取り組みは、単なる効率化やコスト削減に留まるものではありません。例えば、ドローンを活用することで災害時に迅速な対応ができ、インフラ復旧に大きく貢献することができます。また、3次元図面モデルを活用することで、お客様との合意形成を迅速化し、高品質なサービスを提供するなど、地域社会やお客様に新たな価値を提供することができます。また、社員がより健康的で安心して働ける環境を整えることも、私たちのDXの重要な柱です。

デジタル技術の活用は、私たちの業務の在り方を根本から変えるだけでなく、地域社会全体の発展にも寄与するものです。当社はこれからも、変化を恐れず、挑戦を続け、地域の皆様にとって「面白く、元気な企業」として信頼される存在であり続けたいと考えています。

今後とも、私たちのDX推進への取り組みにご期待いただき、引き続き温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社新興測量設計 代表取締役 石原 健二
石原 健二ル
VISION

将来のビジョン

会議テーブル
VISION #01

すべての社員から「この会社で良かった」を引き出せるように。

社員が働きやすい職場環境づくりを心掛け、ブライト企業として 社員一人一人の気持ちを大事にし、この会社で働いてよかった、家族を幸せに出来る会社だと思ってもらえる、そんな社員満足度が高いトップクラスの会社を目指します

最新設備
VISION #02

技術進化の波を逃さない、最新設備への積極投資を。

ICT技術などの最先端設備に投資しながら、業務効率化、生産性向上で利益率を上げ、儲けやすい仕事のやり方を実践します。5年で現在の2倍の売上高及び利益率を実現していきます。

屋上テラス
VISION #03

もっと面白く、もっと元気に。

新たな市場のビジネスチャンスを探して、チャレンジ精神とポジティブな気持ちで社員一丸となって取り組み、面白い元気のある企業として注目されるようになります。

DX Strategy

DXへの方針

  • ICTで現場革新

    ICT-Driven Innovation

    UAV・3Dスキャナの機器で3次元図面モデルを導入することによって合意形成の迅速化、業務効率、生産性向上、品質向上などに積極的に取り組んでいます。災害等で、ICT技術が活用できるように研究及び、技術の研鑽に励んでいます。

  • 働き方をスマートに

    Smarter Workstyle

    バックオフィス業務の効率化を行い、従業員が働きやすく、生産性が高い業務に取り組めるようシステム活用を行っています。

  • 専門力で貢献

    Expertise in Action

    幅広い専門性(測量、橋梁点検、トンネル点検、農業土木)にて既存、新規顧客の様々なニーズに応えれるよう人材育成に注力。各スペシャリストにて生産性を向上させ、事業拡大することで社会貢献致します。

DX Execution Strategy

DX実行戦略

  • 戦略1

    UAV/レーザースキャナーを活用した
    測量プロセスの構築

    UAV/レーザースキャナーを活用した測量プロセスの構築

    重点的な取組み

    当社では、UAV(無人航空機)およびレーザースキャナーの導入により、人が立ち入ることが困難な山間部などの広範囲にわたる業務を実現します。自動運転技術を活用することで、操縦者を必要とせず省人化を推進し、効率的な業務遂行を可能にします。また、これまで外注していた業務の内製化を実現し、コスト削減や迅速な対応を図ります。

    さらに、取得した測量データを基に3次元図面モデルを作成し、これを活用することで、お客様にとっての合意形成の迅速化、業務効率の向上、生産性の向上、そして高品質な成果物の提供を目指しています。

    指標

    • UAV/レーザースキャナーの導入と現場展開完了
    • データを活用した3次元図面モデル作成数
  • 戦略2

    バックオフィス業務効率化による
    労働環境の改善

    バックオフィス業務効率化による労働環境の改善

    重点的な取組み

    当社では、労働環境の改善を目的に、バックオフィス業務の効率化に取り組んでいます。独自に構築した管理システムを活用し、勤怠管理をPC上で一元管理したり、SaaS型の社内ポータルを活用し、情報共有の効率化等、従業員の働きやすい環境を整備しています。

    さらに、業務時間のメリハリを重視し、朝礼や休憩時間、就業時間を自動アナウンスで全社に通知する仕組みを導入。これにより、残業時間の削減や業務効率の向上を図っています。また、午後3時にはストレッチタイムや小休憩をアナウンス。自動アナウンスを活用したこの取り組みは、社員の健康促進にも大きく貢献しています。

    また、業務ソフトウェアはサブスクリプション契約を採用し、常に最新バージョンを維持。これにより、業務効率化と業務品質の向上を実現しています。今後もテクノロジーを活用した効率化を推進し、社員が働きやすい環境づくりに努めてまいります。

    指標

    • バックオフィス業務の処理時間の短縮率
    • 社員満足度調査のスコア
Enablement

環境整備

  • 組織面

    Organizational Aspect

    ○ DX推進責任者の設置 代表取締役社長および取締役をDX推進責任者とし、全社のDX戦略の推進をトップダウンで行います。 ○ DX推進部署の設立 DX推進を担う専門部署を新たに設置し、DX推進責任者と連携しながら、全社のDX推進を行います。 ○ 外部との協力関係 デジタルに関する知見を外部の専門家や協力企業から得ながら、戦略推進を図ります。

  • 人材育成面

    Talent Development

    ○ 専門人材の育成 デジタルの知見に長けた専門性の高い人材を積極的に育成します。育成にあたっては、次に示す展示会や研修を活用し、実務を通してより現場で活用できるスキルを持ったデジタル人材を育成します。 ○ 展示会の参加 デジタルに関する展示会に参加することで最新のデジタル技術に関する知見を積極的に獲得します。展示会で得た知見を基にIT機器やシステム導入でDXを継続的に推進します。 ○ 研修の活用 空いた時間で、外部の研修に参加し、ITリテラシーのアップを図ります。研修で得た知見を実務に落とし込みながらスキルの獲得を行います。

  • IT環境面

    IT Infrastructure

    ○ セキュリティ対策をしたサーバーの設置 社内外のデータを保護するセキュリティ対策を行ったサーバーを整備し、攻撃への対策を行います。お客様や自社の情報資産を適切に保護します。 ○ 最新型デバイスの導入 定期的に最新型のデバイス導入を行っており、SaaS等のシステムを円滑に使用できるIT環境を整備します。 ○ ハイスペックなデバイスの導入 UAV・3Dスキャナで利用するデータの活用に耐えうるハイスペックなPC類を導入・整備を行い、戦略推進に支障のない環境を整備します。